2013年8月20日火曜日

HONEY

BOBBY GOLDSBOROボビー・ゴールズボロのHONEY。ボビー・ラッセルの作品。1968年1位。

<歌詞>

こんなに大きく育った木をみてごらん。
でもそんなに時間は経っていないんだ。
この木はこんなに大きくなかった。
僕がそれで彼女をからかうと彼女は怒っていた。
彼女が最初にこの木を植えたときは
まだほんの小枝だった。

そのころ初雪が降り積もり、
彼女は外に駆け出して枝から雪を払っていた。
だからこの木は枯れなかった。
彼女は興奮しながら走ってやって来て、
転んでしまい痛そうにしているから
僕は涙がでるまで笑っていたね。

彼女はいつも本当に元気で、
なんだかぬけていて、それでいて頭がよくて、
僕はそんな彼女を愛していた。
僕は子犬で彼女を驚かせふたり、
クリスマス・イブは僕を寝かせなかったり。
それはまだ2年前のこと。

僕が仕事で遅くなって帰ってくると、
彼女を必ず気まずくさせることがあった。
だって僕には分かっていたから。
彼女はいつもそこに座っていて、
悲しくてばからしい夜遅いテレビ番組で泣いていた。

ハニー、君が恋しいよ。
僕はいくらか元気になったよ。
僕は君と一緒にいたい。
もしできることなら...

彼女が車を大破させ、彼女は悲しくて、
僕が怒るんじゃないかって心配していたけれど、
一体ぜんたい。
僕は怒ってるふりを一生懸命したけれど、
彼女は僕の本心をよくわかっていて、
僕の首を抱きしめていた。

僕が不意に家に帰ってくると、
彼女が訳もなく泣いている
姿を見てしまう。
それはまだ春のはじめのころで、
花が咲き、ロビンがさえずるころ、
彼女は去ってしまった。

ハニー、君が恋しいよ。
僕はいくらか元気になったよ。
僕は君と一緒にいたい。
もしできることなら...

ある日僕が出かけていて、
彼女が家にひとりきりのときに
天使は迎えにやって来た。
僕にあるのは彼女の思い出だけで、
夜目が覚めると彼女の名前を呼んでみる。

今僕の人生は人影のない舞台で、
そこで彼女は確かに生きていて、
愛は大きく育っていたから。
小さな雲は僕の頭のうえを通り過ぎ、
彼女が愛した花のベッドの上で
僕は泣いている。

こんなに大きく育った木をみてごらん。
でもそんなに時間は経っていないんだ。
この木は小さかった。
僕がそれで彼女をからかうと彼女は怒っていた。
彼女が最初にこの木を植えたときは
まだほんの小枝だったんだ。

・・・

※ロビン・・・春の到来を告げる鳥とされる小鳥で,胸が赤い; 英国人に最も愛されており1960年より国鳥に指定。