2013年9月14日土曜日

SHE










ELVIS COSTELLOエルビス・コステロのSHE。シャー・アズナブールの作品。トレバー・ジョーンズのプロデュース。映画「ノッティング・ヒルの恋人」(1999)の主題歌。アルバムNOTTING HILL(1999)に収録。

<歌詞>

彼女は...
僕が忘れることなどない顔なのかもしれない。
喜びの記憶をたどることになるのか、それとも後悔か。
もしかすると、僕の宝物、それとも僕が支払わないといけない代償。
彼女は、ある夏の日の歌なのかもしれない。
もしかすると、秋の日がはこぶ、よそよそしさなのかも。
多分、ありふれた日に現れた
百人もの異なる女性なのかもしれない。

彼女は...
"美女"か、それとも"野獣"なのかもしれない。
"飢え"となるのか、それとも"喜びの祝祭"となるのか。
もしかすると、毎日を天国と地獄に変えてしまうかもしれない。
彼女は、僕の夢を映す鏡、
小川に映しだされた笑顔かもしれない。
多分、彼女の見せかけの内側に
みんなが知らない彼女がいるのかもしれない。

彼女は...ヒトゴミのなかでもいつも幸せそうにみえる。
彼女の瞳は、秘密をふくんで、とても誇らしげで、
その瞳から涙がこぼれそうになると、
 誰にもその涙を見せようとしない。
彼女は、つなぎとめることのできない愛、
多分、彼女は過去のまぼろしから僕のもとへやってきたのかもしれない。
そして、僕は死ぬときまで忘れることはないだろう。

彼女は...
僕が生き残れた理由なのかもしれない。
そうやって僕は生きていくということなのかも。
つらいときは、僕が守りとおし、僕が何年でも待ち続ける人。
そして僕は彼女の笑い声と涙もすべて引き受けよう。
それは、すべて僕の思い出のおみやげになるから。
彼女がどこへ行こうとも、僕は手に入れたよ。
僕の人生の意味を。

彼女は...彼女は...

彼女は...